乳房のしこり

乳房のしこりは、乳房の中にできる腫瘍です。乳房のしこりは種類によって、見た目や触感も様々です。以下のような症状に気付くかもしれません。はっきりと境界のあるしこり。乳房内の硬い部分。周囲の組織とは異なる、わずかに盛り上がった厚い部分。しこりと共に、以下の変化が見られることもあります。色の変化や赤み、ピンク色の皮膚の領域。皮膚のくぼみ。オレンジの皮のような質感の皮膚の凹凸。片方の乳房がもう片方よりも大きくなるような、乳房の大きさの変化。乳頭の変化（例えば、乳頭が内側に反転したり、分泌液が出たりすること）。持続する乳房の痛みや圧痛（片側のみに起こる場合や、月経後も続く場合）。乳房のしこりは、乳がんの兆候となる可能性があります。そのため、できる限り早く医療提供者に検査してもらう必要があります。閉経後には、特に乳房のしこりを検査することが重要です。朗報としては、乳房のしこりのほとんどは良性です。つまり、がんが原因ではないということです。

乳房のしこりは、次のような原因で起こることがあります。乳がん、乳房嚢腫（乳房組織内の液体の入った袋で、がんではありません。嚢腫内の液体は水のように見えます。超音波検査と呼ばれる画像検査を使用して、乳房のしこりが嚢腫かどうかを調べます）、線維腺腫（乳腺内の固く良性の腫瘍。一般的な乳房のしこりの種類です）、線維嚢胞性乳房、乳管内乳頭腫、脂肪腫（脂肪の乳房組織にできるゆっくりと成長するしこり。こねた生地のように感じることが多く、無害なことが多いです）、打撲、乳房手術、その他の理由による乳房への外傷。また、授乳中に起こる可能性のある健康上の問題が原因で乳房のしこりが生じることもあります。乳腺炎（乳房組織の感染症）、通常は無害な乳汁の入った嚢腫。定義 医師の診察を受ける時期